昔のアニメにでてきそうな、かわいらしいロケットみたいです。 今にも月へと向かって発射しそう。 大きなカーブにさしかかったとき、チラリと見えました。 ワクワクしながらケイトラを降りてみると、 ありました、棒がけしたワラ。 稲穂のついたワラを棒がけする「ほんにょ」ではなく、 これは穂をとった状態のワラ。 屋根のついている作業場などに保存することが多いので、 この光景を観れたのが嬉しくて、嬉しくて。 しかも、棒がけ。 「ワラニオ」と呼んでいいのかな。 「ワラニオ」といえば、このあたりでは、 地面に直接ワラを積み上げ、ワラの家のような形状のものなので、 もしかしたら、オリジナルの呼び方があるのかも。 嬉しかったのは、このニオがある場所。 田んぼではなく、小さな沢沿いにある畑にありました。 ということは、畑に使うためにワラを運んできたのでは。 まだ持ち主に話を聴けていないので、 ここからは想像、いや妄想に近いのですが… きっと、ワラを棒がけして保存しながら、 畑に使う度に少しずつ抜いていくのでは、と。 奥にあるニオには、 皮を剥いだ杉の木が2本立てかけてありました。 これも嬉しい光景。 除伐した杉でしょうか。 今から末永く稲杭としての用を果たしていくのかな。 あまり妄想ばかりを綴るわけにはいかないので、 時間を作って、持ち主にお話を聴いてみようと思っています。 #
by keitoratourism
| 2012-01-05 00:59
| 世間遺産
2011年12月。 年の瀬を前に、何かと慌ただしくなる季節。 携帯電話に着信が。 「ケイトラ入ったぞ」 「いくらで?」 「車検2年付で11万円」 「買う!」 車屋に勤める先輩に、前々から頼んでいた中古のケイトラ。 ついに、12月半ば、手にいれました。 ケイトラとは、軽自動車規格のトラックのこと。 略して「ケイトラ」と呼ばれるのが一般的です。 シンプルなコクピットは一人でも狭いくらい。 バッグやカメラを積めば、それでいっぱいに。 エアコンも無いし、窓は手動だし、ラジオもどうやら壊れている様子… でも。 マニュアルのギアは、大して速度が上がらなくてもスピード感があるし、 それに、荷台にはワラだって、板だって、竹だって積めます。 荷台にたくさんのロマンを積み込んで、 心が惹きつけられるモノを観つけに。 カタカタとケイトラで走り始めました。 #
by keitoratourism
| 2012-01-02 13:00
| prologue
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