あしあと
c0235245_10381850.jpg

とあるお宅。玄関を入ると、広い土間があります。

靴を履いて、脱ぐだけの場ではなく、
ワラを編んだり、農作物の下処理をしたり、大工仕事をしたり、
軒下と同じような作業を土間でしていたそうです。

子どものころ、親戚の家に行くと、土間と居間の間の板の上に座り、
靴をブラブラさせながら、ジュースとお菓子をもらって食べました。
おばさんは、お茶を淹れるとき、茶碗を温めたお湯を土間にかけていました。

このお宅の土間には、ボコボコといくつもの跡があります。
写真では分かりませんが、玄関から右側のほうに向かって、
土の色が変わり、道のような跡も。
以前、右側にはかまどがあったそうです。
お母さんが家族のお腹を満たすために、一生懸命に毎日、毎日、
食事を準備した跡なのでしょうね。

ソトとウチの間のこの空間、いつか手に入れたいな。
憧れです。

c0235245_11443187.jpg

土間を見渡せる壁には、これまた土でできた釜神様が、
貝の眼をギラリとさせて、睨みをきかせていました。

c0235245_11474577.jpg

暗い土間の空間に格子から光が差し込みます。
ウチからみえる、家人の楽しみ、かな。
by keitoratourism | 2012-02-25 11:56 | 世間遺産
<< ぢおり 長い杭小屋 >>